Pun Coffeeの道のり
夫妻チャンさんとフォンさんの優れた手腕と並外れた意志によって、
ベトナムはケサン地区のアラビカコーヒーは世界中の消費者から愛される品質へと引き上げられました。

「ケサンコーヒー」の名声回復という困難な道のり
20世紀初頭、フランス人がケサンを訪れ、コーヒーの栽培に適したこの地に定植して以来、
ケサンはその名を世界に馳せました。かつては、ファン・ホア(Huong Hoa)地区は
中部最大のコーヒー産地の一つであり、2012~13年には輸出額が2,500万ドルに達していましたが
様々な要因が重なり結果として一時期「ケサンアラビカ」は市場からほぼ姿を消してしまいます。

再構築の決意
2019年、夫妻は「Pun Coffee」を立ち上げ、品質重視のクリーンなコーヒーづくりで
消費者の習慣を変革しようと決意しました。ただ栽培するのではなく先進の科学技術を導入し、
従来の農法を改善する道を選び、農家と連携することで協力体制を整備していきました。
2020年にはルエ・チュン・フン氏、グエン・タン・ヴィン氏という専門家の支援の下、
少数農家や加工業者向けの改善を実施した結果、ついにはベトナム国内での権威ある
スペシャリティコーヒーコンテストであるVietnam Amezing Cupで四年連続入賞という
驚異的な成果を収めるに至ります。

世界5位の評価と地域ブランドへの挑戦
収穫→処理→乾燥まで、スペシャルティコーヒーに相応しい技術を徹底し
嫌気性発酵を用いる事でミント、ジンジャー、シナモン、トロピカルフルーツ、
柑橘類、ラズベリー、チョコレート、ハーブ、ワインなど、複雑で重層的な
香味を持つ特性を最大限に引き出す事に成功しました。
その結果として、Pun Coffeeは2023年には国際コーヒー品質協会(CQI)の
スペシャルティコーヒー世界ランキングでスコア87.67/100を獲得し、
世界5位という快挙を成し遂げています。

社会との共生と持続可能性への配慮
Pun Coffeeは、持続可能な農法へ転換し、化学薬品使用を90%削減しています。
コーヒーノキの下に多様な林業を導入し、生物由来肥料を使い土壌を維持しています。
また生産地の少数民族や地域住民にはコーヒー苗の提供、林業整備、
職業訓練支援などの社会貢献活動も行っており地域へ安定した雇用と希望をもたらしています。

一見して「標高550mで育ったアラビカ豆」というとマイナスイメージを持たれるかもしれませんが、
一口で固定観念を覆す事ができる素晴らしいコーヒーです。CQIスコア:87.67は伊達ではありません。
アナエロビックの豊潤な風味は驚きと感動を与えてくれることでしょう。贈り物にもおすすめです。
私たちの Third Path Brew Specialty-Coffee:001 をぜひともお楽しみください。
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